婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
エステルが心配そうに声をかけると、アビーは眉間にしわを寄せたまま資料を押し付けてきた。
「う~ん。困った。これじゃ、私たちも立派な犯罪者だ」
エステルは急いで資料を受け取り、目を走らせた。
そこに書かれていたのは、人を殺傷し、建物を破壊するための魔導具の設計図だった。いや、魔導具というより、ほとんど爆発物そのものだ。
この世界では、すべてのエネルギーを魔石に頼っているため、爆発物も魔導具の一種として扱われる。しかしその目的はあまりにも明確で、恐ろしいもの。
「ここまで露骨なものもすごいよね。これから僕たち、戦争を起こしますって言ってるようなもんじゃない」
アビーが呆れたように笑ったが、その声はどこか重い。
エステルもまた同じ気持ちだった。こんな人を傷つける魔導具なんて作りたくない。
「だけど、作らないと……」
エステルの声は小さく震えた。作らなければ帰れない。いや、下手をすれば自分たちの命が危ない。
「う~ん。困った。これじゃ、私たちも立派な犯罪者だ」
エステルは急いで資料を受け取り、目を走らせた。
そこに書かれていたのは、人を殺傷し、建物を破壊するための魔導具の設計図だった。いや、魔導具というより、ほとんど爆発物そのものだ。
この世界では、すべてのエネルギーを魔石に頼っているため、爆発物も魔導具の一種として扱われる。しかしその目的はあまりにも明確で、恐ろしいもの。
「ここまで露骨なものもすごいよね。これから僕たち、戦争を起こしますって言ってるようなもんじゃない」
アビーが呆れたように笑ったが、その声はどこか重い。
エステルもまた同じ気持ちだった。こんな人を傷つける魔導具なんて作りたくない。
「だけど、作らないと……」
エステルの声は小さく震えた。作らなければ帰れない。いや、下手をすれば自分たちの命が危ない。