婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「そうだな、それはいい考えだ。ずっと熱源があたたかいのもよくはないのだろう?」
「そうですね。それなりに魔石が消費されますから。誰もいないのについていたら魔石の無駄遣いですね。熱源の切り忘れ防止にも役に立ちます」
「だったら、そのタイマー式というものをつけてもらいたい」
「わかりました! では改良したら、ギデオン様の執務室にお運びしますね」
そこでギデオンはしまった、と思った。
つまりこのまま『こたつ』を持っていけないのだ。一度知ってしまったぬくもりを手放したくない。
「ギデオン。おもちゃを取り上げられた子どもみたいな顔をしてる。エステルならすぐにぱぱっと改良してくれるわよ。一日二日くらい待てないの?」
笑いながらアビーが言うものだから、ギデオンはきっと睨みつける。
「おまえに言われたくはない」
そこでやっとギデオンは魅惑の『こたつ』から出る決意をした。
城塞内の至るところで『こたつ』を目にするようになるのは、それからすぐのことだった。
「そうですね。それなりに魔石が消費されますから。誰もいないのについていたら魔石の無駄遣いですね。熱源の切り忘れ防止にも役に立ちます」
「だったら、そのタイマー式というものをつけてもらいたい」
「わかりました! では改良したら、ギデオン様の執務室にお運びしますね」
そこでギデオンはしまった、と思った。
つまりこのまま『こたつ』を持っていけないのだ。一度知ってしまったぬくもりを手放したくない。
「ギデオン。おもちゃを取り上げられた子どもみたいな顔をしてる。エステルならすぐにぱぱっと改良してくれるわよ。一日二日くらい待てないの?」
笑いながらアビーが言うものだから、ギデオンはきっと睨みつける。
「おまえに言われたくはない」
そこでやっとギデオンは魅惑の『こたつ』から出る決意をした。
城塞内の至るところで『こたつ』を目にするようになるのは、それからすぐのことだった。