婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
手慣れたものは、雪をすくってぽいっと放り投げ、すくっては投げてと、一定のリズムで作業を行っていた。
「わかりました」
「まだ、この先は雪のかかれていない場所もある。それから、各家へとつながる道だな」
ついてこい、とギデオンが先に行く。
「おはようございます」
「おはようございます、ギデオン様、エステル様」
雪かきしながらも、二人の姿を見つけた者は、声をかけてくる。
「おはようございます。朝早くからご苦労様です」
エステルの言葉に、雪かきをしている者は喜び、さらに雪かきする手に力を入れる。
「おまえはここの雪かきをしてみろ。馬小屋まで雪をかいたらおしまいだ」
目の前には小屋が見える。だけど、いつも使っていた道は雪に覆われ、どこを歩いたらいいのかわからないような状況になっていた。それでも、誰かが行き来したような足跡が、ぽつぽつと続いている。
「わかりました」
「まだ、この先は雪のかかれていない場所もある。それから、各家へとつながる道だな」
ついてこい、とギデオンが先に行く。
「おはようございます」
「おはようございます、ギデオン様、エステル様」
雪かきしながらも、二人の姿を見つけた者は、声をかけてくる。
「おはようございます。朝早くからご苦労様です」
エステルの言葉に、雪かきをしている者は喜び、さらに雪かきする手に力を入れる。
「おまえはここの雪かきをしてみろ。馬小屋まで雪をかいたらおしまいだ」
目の前には小屋が見える。だけど、いつも使っていた道は雪に覆われ、どこを歩いたらいいのかわからないような状況になっていた。それでも、誰かが行き来したような足跡が、ぽつぽつと続いている。