婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「ああ、だから俺の影武者を置いていく。難なく俺の影武者を務められる男だ。それなりに腕は立つ。俺の代わりにおまえの側にいる。そこだけは信用してくれ」
「セディ……」
いきなりジュリアンは立ち上がり、ガシッとセドリックに抱きついた。
「ありがとう。感謝してもしきれねぇ……エステル嬢に振られたときは、オレが慰めてやる」
「いらん、うざい、離れろ! 俺がエステルに振られるなんてあり得ない。余計な心配をするな」
セドリックが王都を離れても、なんだかんだで二人の関係は続くのだ。
「セディ……」
いきなりジュリアンは立ち上がり、ガシッとセドリックに抱きついた。
「ありがとう。感謝してもしきれねぇ……エステル嬢に振られたときは、オレが慰めてやる」
「いらん、うざい、離れろ! 俺がエステルに振られるなんてあり得ない。余計な心配をするな」
セドリックが王都を離れても、なんだかんだで二人の関係は続くのだ。