冷酷女王に恋をして
「あ、澄恋ちゃん、実家の大阪に行ってたから、お土産。」

「いいんですか!私も実家のある仙台行ってて……。

愛椛先輩に食べて欲しくてお土産買ってきたんです。」

「えーほんとに!嬉しいありがとう!」

忘年会が終わってからというものの、先輩は会社でも私に優しくしてくれて、嬉しい。

しかもこの優しさを知っているのは社内でも私だけだと思う。

特別扱いされて、また一人にやにやしてしまう。
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