冷酷女王に恋をして
「あれ、澄恋ちゃん……?

も、もしかして、聞いてた?」

「あ、いや、……はい、すみません。

いやでも、聞こうと思って聞いてたんじゃなくて、たまたま私の名前が聞こえたから聞いてただけで……。」

「……。

ま、とりあえずそう言うことよ。

澄恋ちゃんはできる子だから、自信持って頑張って!」

そういって私の肩をポンと叩いて仕事に戻って行った。

先輩に有能だって褒められたことが嬉しかった。

いつか、今の塚田先輩みたいに、仕事でも先輩と肩を並べられるまで頑張りたいと思った。
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