初恋のやり直し ~過去に私をふった彼からの猛アタック~
「蒼士くん! 今日、小テストで満点とったの!」
「すごいな」
「だからその……、蒼士くんに褒めて欲しいな、って」
小学生の頃、テストで満点を取った綾音の頭を撫でたことがきっかけで、彼女はいい成績を残すたびに、俺に褒められようとして控えめに頭を差し出した。
一時期、恥ずかしがって避けられたときもあったけれど、執拗に撫でくり回していたら、綾音もそういうものだと思ったのか、催促するようになってしまった。
俺が高校に上がる頃にはなるべく触るのを控えていたけれど、たまに頭を撫でると嬉しそうにするのが可愛くて、俺は自分の中に芽生えた邪な気持ちを押さえて、綾音に触れていた。
だけど、そんな日々も終わる。
綾音が高校一年生になった頃、俺は彼女から告白された。
薄々勘付いてはいた。綾音も俺のことが好きなのだろうと。
ただ、綾音は大事な友人の妹だ。友人の妹に手を出すなんて許されない。
絢斗だって、俺だから信用して綾音と一緒に遊んでもいい、会ってもいいと思ってくれているに違いないのだ。
その思いを踏みにじって、友人の妹の告白を受け入れることはできなかった。
だから俺は告げた。
妹みたいな存在だから付き合えないのだと――
「すごいな」
「だからその……、蒼士くんに褒めて欲しいな、って」
小学生の頃、テストで満点を取った綾音の頭を撫でたことがきっかけで、彼女はいい成績を残すたびに、俺に褒められようとして控えめに頭を差し出した。
一時期、恥ずかしがって避けられたときもあったけれど、執拗に撫でくり回していたら、綾音もそういうものだと思ったのか、催促するようになってしまった。
俺が高校に上がる頃にはなるべく触るのを控えていたけれど、たまに頭を撫でると嬉しそうにするのが可愛くて、俺は自分の中に芽生えた邪な気持ちを押さえて、綾音に触れていた。
だけど、そんな日々も終わる。
綾音が高校一年生になった頃、俺は彼女から告白された。
薄々勘付いてはいた。綾音も俺のことが好きなのだろうと。
ただ、綾音は大事な友人の妹だ。友人の妹に手を出すなんて許されない。
絢斗だって、俺だから信用して綾音と一緒に遊んでもいい、会ってもいいと思ってくれているに違いないのだ。
その思いを踏みにじって、友人の妹の告白を受け入れることはできなかった。
だから俺は告げた。
妹みたいな存在だから付き合えないのだと――