初恋のやり直し ~過去に私をふった彼からの猛アタック~
彼はどうして、私にそんなことを聞くのだろう。
蒼士くんは過去に一度、私をふったのだ。そのことを覚えていてなお、私の恋愛事情に踏み込んでくる理由がわからない。
もし、わざと私の恋愛事情を聞いて楽しんでいるのだとしたら、無神経だ。
決してそんなことをするような人ではないとわかっていても無視することはできない。
私は姿勢を正して、真っすぐ彼の目を見つめると、毅然とした態度で告げた。
「それ、蒼士くんには関係ないことだよね?」
私たちの間にぴしゃりと見えないシャッターを下ろすように、冷たく言い放つ。
だけど、蒼士くんはそれをものともせず、あろうことかにっこりと笑った。
「そんなふうに言われるのは悲しいな。……あぁ、そういえば思い出したんだけど、昔、絢斗の誕生日プレゼントを一緒に買いに行ったことがあっただろう? 今度、また一緒に買い物へ行こう」
彼からのまさかの発言に、特大カウンターを食らった気分になる。
――もう、勘違いはしない。彼に恋はしない。
そう決意したはずなのに、さっきから私を期待させるような発言ばかりする蒼士くんのことが、いよいよわからなくなってきた。
「どうして……」
「ん?」
「どうして、私を誘うの……?」
気付けば純粋な疑問が口をついて出てきてしまう。
すると、蒼士くんは柔らかく笑って、私の頬に手を伸ばした。
「綾音のことが好きだからだよ」
蒼士くんは過去に一度、私をふったのだ。そのことを覚えていてなお、私の恋愛事情に踏み込んでくる理由がわからない。
もし、わざと私の恋愛事情を聞いて楽しんでいるのだとしたら、無神経だ。
決してそんなことをするような人ではないとわかっていても無視することはできない。
私は姿勢を正して、真っすぐ彼の目を見つめると、毅然とした態度で告げた。
「それ、蒼士くんには関係ないことだよね?」
私たちの間にぴしゃりと見えないシャッターを下ろすように、冷たく言い放つ。
だけど、蒼士くんはそれをものともせず、あろうことかにっこりと笑った。
「そんなふうに言われるのは悲しいな。……あぁ、そういえば思い出したんだけど、昔、絢斗の誕生日プレゼントを一緒に買いに行ったことがあっただろう? 今度、また一緒に買い物へ行こう」
彼からのまさかの発言に、特大カウンターを食らった気分になる。
――もう、勘違いはしない。彼に恋はしない。
そう決意したはずなのに、さっきから私を期待させるような発言ばかりする蒼士くんのことが、いよいよわからなくなってきた。
「どうして……」
「ん?」
「どうして、私を誘うの……?」
気付けば純粋な疑問が口をついて出てきてしまう。
すると、蒼士くんは柔らかく笑って、私の頬に手を伸ばした。
「綾音のことが好きだからだよ」