初恋のやり直し ~過去に私をふった彼からの猛アタック~
――よかった。ちゃんと蒼士くんと普通に話せてる……。
もっと気まずくなると思っていたから、食事を楽しみながらたわいもない会話ができていることにホッとする。
これなら蒼士くんとのお疲れ様会も悪くないかも、と思っていた矢先、会話の流れが最近のことになり、徐々に雲行きが怪しくなってきた。
「いま、綾音には恋人はいないのか?」
ついぞ、私の過去の恋愛について聞かれて、飲み込みかけていたポテトを喉に詰まらせそうになる。
私はお酒でポテトを流すと、動揺を悟られないよう、意識して声のトーンを落とした。
「急になに……」
「いや、ちょっと気になって」
テーブルに頬杖をつき、ふにゃりと目を優しくとろけさせて蒼士くんが尋ねてくる。
きっと、かなり酔っているのだろう。さっきから蒼士くんの目は、愛おしいものを見つめるような、柔らかい目をしていた。
「いまは、いないよ」
「へぇ……」
何かを探っているような含みのある相槌だ。居心地の悪さに、もぞもぞとテーブルの下で手を動かす。
蒼士くんは薄く笑うと、気になる人もいないのかと尋ねてきた。
「いないよ。今は仕事に集中したいと思ってるし」
「でも興味を失ったわけじゃないだろ? 恋愛はしないのか?」
そう矢継ぎ早に質問を投げかけられて、返答に困り閉口する。
もっと気まずくなると思っていたから、食事を楽しみながらたわいもない会話ができていることにホッとする。
これなら蒼士くんとのお疲れ様会も悪くないかも、と思っていた矢先、会話の流れが最近のことになり、徐々に雲行きが怪しくなってきた。
「いま、綾音には恋人はいないのか?」
ついぞ、私の過去の恋愛について聞かれて、飲み込みかけていたポテトを喉に詰まらせそうになる。
私はお酒でポテトを流すと、動揺を悟られないよう、意識して声のトーンを落とした。
「急になに……」
「いや、ちょっと気になって」
テーブルに頬杖をつき、ふにゃりと目を優しくとろけさせて蒼士くんが尋ねてくる。
きっと、かなり酔っているのだろう。さっきから蒼士くんの目は、愛おしいものを見つめるような、柔らかい目をしていた。
「いまは、いないよ」
「へぇ……」
何かを探っているような含みのある相槌だ。居心地の悪さに、もぞもぞとテーブルの下で手を動かす。
蒼士くんは薄く笑うと、気になる人もいないのかと尋ねてきた。
「いないよ。今は仕事に集中したいと思ってるし」
「でも興味を失ったわけじゃないだろ? 恋愛はしないのか?」
そう矢継ぎ早に質問を投げかけられて、返答に困り閉口する。