初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「わーーーー!」

初めて見るキルギア国民の歓声。
今までは平民として町に紛れ込んでいるだけだったから、国王として注目されているデュランダルを見るのははじめてだった。

手を振り歓声にこたえるデュランダル。
シェリアはその横でどうしたらいいかわからなくて、静かにたたずんでいた。

「国王陛下ぁ。ばんざーい」

「国を守って下さりありがとうございます!」

デュランダルの国民の人気がすごい。
改めていい国王なのだと知った。
ラインハルトによると、よく一人でも城下に視察に出ているという。
国民を愛しているとてもいい国王なのだ。

「横の方はどなたですかぁ」

「王妃様ですかぁ」

いやいや、王妃様なんて…
思わず仮面の下で顔を赤くする。

そんなこと…
わたしなんて
デュランダルにはもったいないわ。
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