初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
冬至祭はおごそかに行われた。
大神官の祝詞にのっとり、王族も祝詞を述べるだけのものだ。
簡単な儀式ではあるが、弔いの意味がこもった儀式なのだからいろんな人や魔獣の魂を思って祝詞を述べるようシェリアはロレッタにアドバイスしていた。
シェリアは後ろに控えロレッタを見守ったが、きちんと王族としての祝詞を心をこめてデュランダルとともに述べていた。
成長がうれしい。
自分の教えにこたえてくれたのもあるが、何よりロレッタ自身がやる気になったからここまで成長できた。
先日は手紙をもらったのだとデュランダルが見せてくれた。
たどたどしい筆跡ではあるが、きれいな線で描かれたその文章は文法も間違っておらず、手紙の形式もきちんと守られており、すばらしいものだった。
「こんな手紙をもらって君を連れていきたいというのを許せないわけがないだろう?」
やはりデュランダルはロレッタを愛している。
姪というより娘のように。
デュランダルの心の奥はとても優しい。
祝詞が終わり、冬至祭が終わった。
わずか数十分の短いものだが、心安らかに魔獣と犠牲になった人々が眠ることを祈ろうとシェリアも手を合わせてから、そっと神殿の扉を開けて外に出た時だ。
目の前にとても大きなトラがいた。
いや、トラなど見たこともないのだが、図鑑で見たトラとそっくりなのだからトラだろう。
けれどトラってこんなに大きかったかしら?
そう思った時にはトラがシェリアのほうへ顔を近づけてきて、そしてパクリとシェリアを咥えた。
大神官の祝詞にのっとり、王族も祝詞を述べるだけのものだ。
簡単な儀式ではあるが、弔いの意味がこもった儀式なのだからいろんな人や魔獣の魂を思って祝詞を述べるようシェリアはロレッタにアドバイスしていた。
シェリアは後ろに控えロレッタを見守ったが、きちんと王族としての祝詞を心をこめてデュランダルとともに述べていた。
成長がうれしい。
自分の教えにこたえてくれたのもあるが、何よりロレッタ自身がやる気になったからここまで成長できた。
先日は手紙をもらったのだとデュランダルが見せてくれた。
たどたどしい筆跡ではあるが、きれいな線で描かれたその文章は文法も間違っておらず、手紙の形式もきちんと守られており、すばらしいものだった。
「こんな手紙をもらって君を連れていきたいというのを許せないわけがないだろう?」
やはりデュランダルはロレッタを愛している。
姪というより娘のように。
デュランダルの心の奥はとても優しい。
祝詞が終わり、冬至祭が終わった。
わずか数十分の短いものだが、心安らかに魔獣と犠牲になった人々が眠ることを祈ろうとシェリアも手を合わせてから、そっと神殿の扉を開けて外に出た時だ。
目の前にとても大きなトラがいた。
いや、トラなど見たこともないのだが、図鑑で見たトラとそっくりなのだからトラだろう。
けれどトラってこんなに大きかったかしら?
そう思った時にはトラがシェリアのほうへ顔を近づけてきて、そしてパクリとシェリアを咥えた。