初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません


冬至祭。

当日は正午に大神殿参拝が行われる。
午前中の日が昇り始めた時間帯に大神殿へ向けて出発するのだ。

「わぁ」

ロレッタは外の景色に嬉しそうにほほんでいる。

「これが外の世界」

「そうですよ。ロレッタ殿下」

今日は侍女の服装で髪色と瞳の色は目立たぬ茶色に変えて参加中だ。

「こんなに雪が積もっていたなんて知らなかった」

城の中は魔術で雪を溶かしていたし、城の外も馬車が走る道路は魔術で雪を溶かしている。
だが、景色はすべて自然のまま。
雪が三メートルや五メートル積もっている場所もある。

壮観な冬景色とはこのことだろう。

ロレッタはずっと馬車の窓を開けて外を見ていたが、すぐに大神殿に到着した。
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