初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「信じられない。童話が事実だったというのでしょうか?」

声がうわずっているラインハルトにメルディスが返す。

「事実なんだろう? 見ろよこの刻印を」

「いや、だが…ロレッタ殿下が聖女だったというのも信じられていないのに……」

「ロレッタ殿下が魔獣、いや、今は聖獣なのか?と話していたのは事実だよ。俺は見た」

「ギルティも見たのか?」

「ああ。へんな言葉をホワイトサーベルと話していた。俺には理解できないものだった。ホワイトサーベルが何かをロレッタ殿下に話しかけてそれでロレッタ殿下が返事をしたような感じだったな。そのあとディアン様を咥えたままホワイトサーベルは消えたんだ」

ロレッタがホワイトサーベルと話せるなんていまだに信じられない。
だが、本当のことなのだ。
自分が聖王の刻印を刻まれたことも。
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