初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「対応してくれると思っていた。助かった。ギルティ」

「はいっ!」

「して、陛下。いったい何があったのです?」

メルディスがしびれを切らしてついに声をあげた。
ギルティの件は解決したと思ったのだろう。

デュランダルは針葉樹林であったことをかいつまんで簡単に事実のみを話した。

「なんという…」

「殿下が聖王だというのですか?」

「ああ、そのようだ」

今腰に帯刀している聖剣となった魔剣と右上腕の刻印の上を上着の上からではあるがすっと抑えてみるとやはり熱を帯びている。
あまりに現実離れしていた出来事だったので夢かと思いたいところだが、先ほどの一件はまちがいなく起きたことなのだ。

事実だということを伝えるためにデュランダルは上着もシャツも脱いで、右上腕にある刻印を三人に見せた。

「おおっ!」

ラインハルトとメルディスが大声をあげる。
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