初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
もしかしたらそれは口実で、ただ単に俺が嫌なだけなのか?
そう思うとめげそうになった。
いずれにしてもこれ以上今は言っても無駄だ。

「だが、どうか知っておいてほしい。俺にはシェリアが必要だと。キルギアの王としても、そして一人の男としてもだ」

両肩を掴んでこちらを向かせる。

「絶対に自分を卑下するな。君はとても素晴らしい女性だ」

「陛下……」

最後には自分目をみてくれた。
そのエメラルドの宝石のような瞳に自分をもっと映して欲しい、そして俺を必要としてくれ。
そう思った。
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