初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
昨日、ダニエルの部下だった男が到着し、オルベリアの現状を報告した。
兄は瞳の色が赤くなり、人相が変わってしまったと部下は言った。

「もうオルベリアは終わりです。国王は平民たちをも世界戦争に駆り出すつもりです」

そこでデュランダルはロレッタを呼び聖獣ホワイトサーベルを呼び出した。

ロレッタに頼んで魔王のことならなんでもいいから教えて欲しいとデュランダルは言った。

「些細なことでもいい。俺の勘だが魔王はすでにどこかにいるような気がしているんだ」

『そう思うか。我も同じだ。感じる。魔王に魂を売った紅の血の色をした目の男が聖王をさがしている。魔王は負の感情に支配された男に取り憑いているのだ。世界を滅ぼすために』

紅。やはり…

「魔王を倒すにはどうすればいい?」

『その剣を使え。だが魔王を消滅させる時は我も共に魔力を送り込む必要がある。急ぐのだ。やつはすでに大地を滅ぼし始めている』

そしてホワイトサーベルは消えた。
皆はこの聖獣の威圧感を無言を持って受け止めた。
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