初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「それで、仕事は何をすればよろしいのですか?」

「俺の補佐的なこと。そうだな、肩書は秘書でいいだろう。あと、王女の教育係を頼みたい」

「…お、王女様がいらっしゃったんですか?」

思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
このデュランダルという国王、何歳なのだろう?
お兄様と同じくらいだろうか?
でも王女がいるということは、王妃もいるのではないのか?
この席には女性は自分しかいないし、この城に入ってから女主人の姿は感じないが…

「ああ。だが、訳あって母親はいない。だからもう10歳になるというのにマナーなど全く教育できていないのだ」

こめかみに手をやって眉を顰める。
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