初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
◇
「ウナ。行きましょう。花輪をつくりたいの。教えて」
「花輪。わたしも作りたいです。花壇に案内してください」
メルディスの娘であるウナ嬢がロレッタのもとに遊びに来るようになった。
ロレッタの一つ上の11歳で、魔力は強いらしいので何かあったときにも王女を守れるからとメルディスは恐縮して送り出してくれた。
メルディスとよく似たはっきりとした顔だちで、少し男性的な動きをすると思ったら、剣術も教えているらしく、筋はいいのだとメルディスは言った。
どうやらシェリアのことは今でも警戒しているらしいが、王女のことを傷つけたりはしないことはわかっているようだ。
二人が温室の中でシロツメクサの花輪を作っているのを見ながらシェリアは新聞に目を通していた。
『オルベリア王国、王女婚約』
長年の初恋を実らせ『ダニエル・リーグ』公子へ降家
大きくは報じられていないが、真ん中くらいの紙面の下のほうに出ていた。
一面には帝国が新たにフォシル燃料の採掘場を発見したという記事がでていたので目立たぬ記事だ。
だから見逃していればよかったと思った。
それでも毎日くまなく新聞をチェックする自分には目に入ってしまう。
「ウナ。行きましょう。花輪をつくりたいの。教えて」
「花輪。わたしも作りたいです。花壇に案内してください」
メルディスの娘であるウナ嬢がロレッタのもとに遊びに来るようになった。
ロレッタの一つ上の11歳で、魔力は強いらしいので何かあったときにも王女を守れるからとメルディスは恐縮して送り出してくれた。
メルディスとよく似たはっきりとした顔だちで、少し男性的な動きをすると思ったら、剣術も教えているらしく、筋はいいのだとメルディスは言った。
どうやらシェリアのことは今でも警戒しているらしいが、王女のことを傷つけたりはしないことはわかっているようだ。
二人が温室の中でシロツメクサの花輪を作っているのを見ながらシェリアは新聞に目を通していた。
『オルベリア王国、王女婚約』
長年の初恋を実らせ『ダニエル・リーグ』公子へ降家
大きくは報じられていないが、真ん中くらいの紙面の下のほうに出ていた。
一面には帝国が新たにフォシル燃料の採掘場を発見したという記事がでていたので目立たぬ記事だ。
だから見逃していればよかったと思った。
それでも毎日くまなく新聞をチェックする自分には目に入ってしまう。