初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「馬鹿な。たかがダンテ子爵が知る情報など知れている。主要な情報など流れないではないか」

「そうなのですが……」

「なぜか、ナダルにはロレッタ王女殿下存命の情報がすでに渡っております」

「何?」

今度はデュランダルが声をあげた。
眉をゆがめる。
めずらしく感情をあらわにしているようだ。

ロレッタ殿下が生きていることは国外には内緒になっていたということ?
だから王城の外に出さなかったのだろうか。

「やはりナダルの狙いはこの国そのものだ。やつらはこの国の魔獣の怖さをわかっていない」

デュランダルが吐き捨てるように言った。

ナダルはキルギアを狙っている。先王が前ナダル王に殺されたことでそれは明確だ。
そしてユーリーン王もキルギアを狙っている……
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