初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「そうかもしれない。我々は、あまりに世界とかけ離れた場所にいる。だから、世界情勢に疎い。それは事実として受け止める必要がある」

そのせいで兄は死んだのだとデュランダルは思った。
人を疑ったり信じたりというような小さな感情の流れにキルギア人はなかなかついていけない。ある意味感情がとてもわかりやすく単純なのだろう。
シェリアがいてくれてよかった。

「だからこそシェリアのような人物が我が国には必要なのだ。シェリアの言う通りだ」

デュランダルがまっすぐにシェリアを見てシェリアに頭をさげた。

「シェリア。ありがとう。キルギアに来てくれて」

「陛下っ!おやめください。わたしはそんなこと」

だが、ほかの三人も続いて頭をさげていく。

「オルベリア王女、シェリア殿下。我が国の国民となってくださり、感謝いたします」

まぁ、そんな…
あまりのことに驚きしかない。
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