星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち
「……あ、そういえば、ガヴィット星人さんを救うメインクエストの発生条件って……!」
「発生条件?」

その言葉に、サイカくんが首をかしげる。
わたしはわくわくと、両手をひろげて話を続けた。

「星が具現化した存在、星の化身とレゴリス星人がパーティーにいる状態だった!」

サイカくんは意外なことを聞いたみたいに、目を瞬かせる。

「星おこしの攻略本は、本当にゲームの攻略本みたいだね」
「ほんとだね」

わたしはぐっと握りこぶしを作って、気合いを入れる。
そんなわたしたちを見て、周防くんは苦笑した。

「パーティーにいる状態か。俺はレゴリス星人と地球人のハーフだから、条件は少し合わないかもしれないけれど……。それでも、俺たちが力を合わせれば、ガヴィット星人を救えるはずだ!」
「うん!」
「そうだね!」

喜びを分かち合うように、わたしたちは手を上げる。
バチンとハイタッチすると、心が温かくなるような気がした。

(ガヴィット星人さんを救うために、星おこし、がんばるぞー!)

星おこしの攻略本を参考して、星の命を助ける。
そんなのおかしいかもしれないけど。
でも、わたしは攻略本が持つ力を信じている。
この世界にきっと、本当の意味で不可能なことなんて何一つないと思うから。
< 67 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop