星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち


そして、瞬く間に数日が経って――。
とうとう今日は、ガヴィット星人さんを救うメインクエストを攻略する日。
宇宙空港のラウンジで、そわそわと待っていると。

「眞中さん、お待たせ!」
「あっ、周防くん!」

リュックサックを背負った周防くんがやってきた。

「調光機能がある植物育成ライトを買ってきた」
「すごーい!」

周防くんがリュックサックから取り出したのは、いっぱいの植物育成ライト。
これだけあれば、状況を応じて、様々な対応ができるかもしれない。

「メインクエスト22。『ガヴィット星を救うために』。宇宙空港の近くにいるガヴィット星人に会うと発生。ガヴィット星人を、人工光源を使った光合成でいっぱい元気にしよう」

わたしはリュックから攻略本を取り出した。
そして改めて、今回のメインクエストの内容を指でなぞった。

「いっぱい元気か。よし、早速、作戦を決行しようぜ!」
「うん! がんばるぞ!」

こぶしを突き上げる周防くんは、やる気満々。
それを見たわたしは意気揚々にうなずいた。
盛り上がっていると。

「日和さん、周防くん、遅くなってごめん」
「サイカくん!」

サイカくんが、わたしたちのもとに駆け寄ってきた。

「今、ガヴィット星人さんがいる場所を確認してきたんだ。ガヴィット星人さんが、これから向かうのは恐らく、宇宙空港のバス停の近くだ」

そう言って、サイカくんは持ってきた地図を指し示す。
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