歴代最強のオヒメサマ
「お前らに紹介したい女がいる」
普段だったら起こる歓声も忘れて、息を呑む奴らはもう翡翠ちゃんの魅力に惹かれている。
視線を投げれば、こくりと小さく頷いた翡翠ちゃんが声を上げる。
「………本堂翡翠」
「六代目水月の姫だ。みんな全力で守るぞ!」
発破を掛けるように声を張り上げると、男共が力強く拳を上げた。
それに満足していると、ふいに翡翠ちゃんが一歩前へ出る。
「わたしは、」
そんなに大きい声を出したわけでもないのによく通る声に、自然と全員で耳を傾ける。
「……わたしは、カワセミ」
あえて俺が言わなかったことを、翡翠ちゃんはなんの躊躇いもなく明かす。
───カワセミ。
その正体は男か女かすらも分からない正体不明の美形の族潰し。とまで言われた俺たちに馴染み深い名前。
もちろん俺たちは好意的だけど、中には女が族潰しなんてという奴らもいるかもしれないし、
それになにより……翡翠ちゃんが隠したいと思っていた。
俺たちが信頼できた時にでも話してくれればそれでいいと思ってた。
なのにまさか、こんなに早く言うなんて。
普段だったら起こる歓声も忘れて、息を呑む奴らはもう翡翠ちゃんの魅力に惹かれている。
視線を投げれば、こくりと小さく頷いた翡翠ちゃんが声を上げる。
「………本堂翡翠」
「六代目水月の姫だ。みんな全力で守るぞ!」
発破を掛けるように声を張り上げると、男共が力強く拳を上げた。
それに満足していると、ふいに翡翠ちゃんが一歩前へ出る。
「わたしは、」
そんなに大きい声を出したわけでもないのによく通る声に、自然と全員で耳を傾ける。
「……わたしは、カワセミ」
あえて俺が言わなかったことを、翡翠ちゃんはなんの躊躇いもなく明かす。
───カワセミ。
その正体は男か女かすらも分からない正体不明の美形の族潰し。とまで言われた俺たちに馴染み深い名前。
もちろん俺たちは好意的だけど、中には女が族潰しなんてという奴らもいるかもしれないし、
それになにより……翡翠ちゃんが隠したいと思っていた。
俺たちが信頼できた時にでも話してくれればそれでいいと思ってた。
なのにまさか、こんなに早く言うなんて。