諦めていた恋の続きを始めます
毎朝、まどかは隣に眠る人の体温を肌で確かめる。
目が覚めるまでのわずかな時間、温もりを感じながらまどろむのが大好きだからだ。
「ん?」
まぶしいのか、悠真がうっすらと目を開けた。
「おはよう」
「おはよう、奥さん。愛してるよ」
朝の挨拶をしながら、悠真はまどかを抱きしめてくる。
さりげなく交わす短いキス。
「今日も、いいお天気になりそう」
まだ冷え込む朝もある。でも、春はもうそこまで来ているはずだ。
「起きますか」
「あともう少し、このままでいよう」
「遅れますよ」
「大丈夫」
幸せな一日が始まった。


