(続)私に無関心な彼は激重でした
披露宴がお開きして、


控え室で座っていると扉がコンコンと
ノックされ、返事をすると大晴がひょこっと
顔を覗かせた。


「大晴!」

「未来っ!」



「お手紙…とっても、素敵だったよ!
本当にありがとうっ!」


「こちらこそ、ありがとう。生まれてきてくれて、俺と出会ってくれて、うーん、見とれてくれて?」


「だって、綺麗だったんだもん。私大晴のこの黒色の髪好きなんだよね、大好き。」


「なんなの、さっきから、キスといい、
笑顔といい」


「笑顔は別にいーでしょ!!」


「まあね、」


「大晴、大好き、愛してます!」


「あ、先に言っちゃう?せーので言おうよ〜」


「なにそれ、!素敵っ!言う言う!」


『せーのっ、愛してるよ!』



大晴、私と出会ってくれて、愛してくれて
ありがとう!


これからもよろしくね。




『私に無関心な彼は激重でした』fin.
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