Devil's Night
13. マリオネット
 
 それからは一睡もできなかった。眠るとまた陽人がいなくなりそうで、目を閉じるのが怖い。体は休息を求めているのに、頭はどんどん冴えていくような、そんなつらいフライトになった。


 自分自身を癒すような気持ちで、陽人の小さな手を握る。その温かさを確かめながら、ぼんやりと客室の天井を見上げ、さっき夢で見た映像を思い出していた。
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