嫌い、じゃない
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空き教室にて。
空き教室といっても、一般人が想像する、机といすが無造作に置いてあって、少し埃くさい…
そんな場所では決してない。
ぴかぴかに清掃され、椅子はもちろん一級品。
天井には、また勿論、シャンデリア。
そんな中、寧音とその幼なじみであり大親友、藤田有紗が仲良さげに食事をしている。
食事の内容は...
ここまでくれば、言うまでもないだろう。
ご想像にお任せする。
「で、用ってなに?」
有紗は箸を持ったまま、ずいっと寧音に顔を近づける。
寧音は少し戸惑いながらも、
「あのね、今日…」
有紗は、真剣なまなざしで寧音の話を聞いている。
寧音は少し言いにくそうに口ごもりながらも、
「えっとね、秋宮さんに話しかけられちゃった…」