嫌い、じゃない

有紗はその一言で、寧音の言いたいことすべてを察したように、

「何?真凜にお兄ちゃん紹介してぇ~?とか、言われた?」

有紗はぶりっ子のような声真似をしながら言う。


寧音は、大げさに驚いた顔をして、

「すごいね!有紗ちゃん」

そして少しうかがうように、真顔になって、

「エスパー?」


有紗は思わず寧音の本気度に笑ってしまう。

アハハハ、お腹痛い!といいながら笑い崩れる有紗。


「有紗ちゃん、そんなに笑わなくても...」

「だって、だって寧音が...あははは」


もー、と頬を膨らませる寧音。



< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop