嫌い、じゃない
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有紗が扉を開けると、そこはまるで別世界の空間だった。
今までの比ではない。
豪華、を通り越している。
圧巻、といったほうが良いのだろうか。
どう言い表したら、この迫力を伝えられるのかは分からないが、
広大な空間の中央が階段になっている。
いちばん奥の中央...いわゆる生徒会長の席が、一番高い場所になるようにして。
その下...会長から右側に、副会長。
今、左の席は空席だ。
本来、中等部の何か、凄い人が…座る、らしい。
そして、その下の段に会計や書記など…というような感じになっている。
なんとなく、伝わっただろうか?
この、生徒会室の凄さが。
そして、この学園のすごさが。
そして...
この学園の、生徒会長の脅威......権力というものが。


