幼なじみのユウくんは、私を抱かない。
「それで、今日はなんの相談?」
ユウくんに聞かれて、私は部屋に押しかけて来た理由を思い出した。
「今日は相談じゃない。一緒にご飯食べたいなと思って。」
「へー、めずらし。」
「でも、予定……あるよね。」
また女の人が来るよね。
「いや、いいよ。食べよ。」
「女の人来ないの?」
「呼ばなければ来ない。」
「呼んでるの?」
「まぁね。」
ユウくんが女の人と過ごすのは、生きていることを確認するため。誰かがいないと、自分の存在価値がわからないなんて、そんなの辛すぎない?
「ねぇ、ユウくん。私を呼んでよ。」
そばにいるだけなら私にもできる。
「またそういうこと言う……この前、怖い思いしただろ?そういうこと言うのやめなって。」
「違う。そういうことやるためじゃないよ!」
「じゃ、なんのために呼ぶわけ?」
「ひどくない?女の人呼ぶときは体目的ですって言ってるようなもんじゃん!」
「男が女を部屋に呼ぶなんて、目的はそれしかないの。」
「そんなことない!ご飯食べたりゲームしたりしようよ!」
「えー……めんど。」
「めんどくさくないし!私は楽しいよ?今日だってご飯食べたいって思ったし、映画も行ってみたいって思ってるし。」
「なにそれ、彼女みたいじゃん。」
「いいじゃん別に。彼女いないんでしょ?」
「いないけど?」
ユウくんは面倒くさそうだったけど、私はユウくんを強引に連れ出して、近くのレストランで食事をした。
私は楽しかった。ユウくんが楽しくなくてもいいって思うくらいには。
そして、ユウくんの部屋に帰ってきた後、ゲームを始めたのだけど──
ユウくんに聞かれて、私は部屋に押しかけて来た理由を思い出した。
「今日は相談じゃない。一緒にご飯食べたいなと思って。」
「へー、めずらし。」
「でも、予定……あるよね。」
また女の人が来るよね。
「いや、いいよ。食べよ。」
「女の人来ないの?」
「呼ばなければ来ない。」
「呼んでるの?」
「まぁね。」
ユウくんが女の人と過ごすのは、生きていることを確認するため。誰かがいないと、自分の存在価値がわからないなんて、そんなの辛すぎない?
「ねぇ、ユウくん。私を呼んでよ。」
そばにいるだけなら私にもできる。
「またそういうこと言う……この前、怖い思いしただろ?そういうこと言うのやめなって。」
「違う。そういうことやるためじゃないよ!」
「じゃ、なんのために呼ぶわけ?」
「ひどくない?女の人呼ぶときは体目的ですって言ってるようなもんじゃん!」
「男が女を部屋に呼ぶなんて、目的はそれしかないの。」
「そんなことない!ご飯食べたりゲームしたりしようよ!」
「えー……めんど。」
「めんどくさくないし!私は楽しいよ?今日だってご飯食べたいって思ったし、映画も行ってみたいって思ってるし。」
「なにそれ、彼女みたいじゃん。」
「いいじゃん別に。彼女いないんでしょ?」
「いないけど?」
ユウくんは面倒くさそうだったけど、私はユウくんを強引に連れ出して、近くのレストランで食事をした。
私は楽しかった。ユウくんが楽しくなくてもいいって思うくらいには。
そして、ユウくんの部屋に帰ってきた後、ゲームを始めたのだけど──