指先の背伸びは恋心を秘めて
周くんが、
「また明日ね」
と、手を振ってくれる。
私は寂しくて、まだ何か話したくて、思わずこう尋ねてしまった。
「周くんには、好きな人がいるんですか?」
「えっ?」
と、周くんが目を丸くしている。
(何を聞いているのーーーっ!!)
頭の中がパニックになり、今すぐ周くんから記憶を抹消したい衝動に駆られるけれど、なんとか平静を装った。
「……好きな人かぁ」
と、周くんが呟く。
なんだか頬が赤くなっている気がした。
「いるよ、好きな人」
「えっ」
と、呟いた私に、
「ほら、電車来たよ。また明日ね」
なんて、開いた電車のドアの前で周くんが私の背中を軽く押し、電車のドアが閉まる。
「好きな人、いるんだ……」
走り出した電車の中で、私の声だけが沈んでいる。
「また明日ね」
と、手を振ってくれる。
私は寂しくて、まだ何か話したくて、思わずこう尋ねてしまった。
「周くんには、好きな人がいるんですか?」
「えっ?」
と、周くんが目を丸くしている。
(何を聞いているのーーーっ!!)
頭の中がパニックになり、今すぐ周くんから記憶を抹消したい衝動に駆られるけれど、なんとか平静を装った。
「……好きな人かぁ」
と、周くんが呟く。
なんだか頬が赤くなっている気がした。
「いるよ、好きな人」
「えっ」
と、呟いた私に、
「ほら、電車来たよ。また明日ね」
なんて、開いた電車のドアの前で周くんが私の背中を軽く押し、電車のドアが閉まる。
「好きな人、いるんだ……」
走り出した電車の中で、私の声だけが沈んでいる。