私の居場所は、先生の隣!
 「ねえ、陽菜ってさ、いつもハイってしか言わないよね」

 休み時間中、私と一緒のグループの野崎さんが、そんな事を言い出した。

 多分、冗談だったと思うんだけど、

 「そう……かな」

 「そうじゃん、この前もさ」

 他のコも加わってくる。

 私は笑ってるしかなくて……。

 「ほら、それそれ!」

 急に険しい顔で私を見た。

 「じゃあ、陽菜、この前、私が勧めた、L―GRADのマウリ君のライブ動画見た? 陽菜も好きって言ってたけど」

 「え⁉」

 忘れてた。野崎さんが最近ハマってるアイドルらしくて、あまり興味がなかったけど、

 話を合わせて、私も‥‥と、言ったんだった。

 「その……まだ……見てなくて……」

 「…………」

 私がそう言うと、野崎さんだけじゃなくて、一緒にいた周りの人達の顔も曇った。

 「前々から思ってたけど、陽菜って適当に話合わせてるだけなんじゃない?」

 「ち、違うよ」

 別のコが脇から身を乗り出してきた。

 「それだったら、私も思ってた!」

 「やっぱり!」

 話が段々と大きくなってくる。

 「ち、違うの!」

 私は必死に違うって言ったけど……。

 一度、そう思われたらもう止められない。

 だからそうならないように、一生懸命にやってきたけど……。

 それがあだになったみたいで。

 「信じられない!」

 そんな事を言われるまでになってしまった。

 関係ない男子も私の方を見てる。

 他のグループの女子は、冷ややかな目で様子をうかがってるだけで……。

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