美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
「宇都宮さん、食べました? めっちゃおいしいですよ!」
「どれ。 お、うまい!」
「ですよねー。 丸橋さんもどうです?」
「ほんとだ、カリカリのあつあつのじゅわーです」
片っ端から名前を知ってる人に話しかける。
そこへ、
「楽しそうだねー」
人事課長の口田亮太郎が近づいてきた。
私の従兄でイケメンの冷たいと噂の人事課長である。
幼いころから優しくて頼りがいのある亮太郎だが、人事課長としての顔は冷静な仕事のできるイケメン課長で通ってるらしい。
さっきまで女性社員に囲まれて飲んでいるのを見かけた。
八木君より少ないが、このイケメン課長もなかなか社内の人気者である。
「冷たい口田課長が香坂さんに激甘ー」
とか、
「自分にだけやさしいとか、いいわ~」
とか言われているのだ。
総務部人事課長の登場に男性陣はちょっと緊張しているのか、少し背筋を伸ばしている。
「口田課長も一口で。 がぶりと。 ほれほれ、一口でがぶりと!」
亮太郎の口元に湯気がモウモウを出ている唐揚げを近づけた。
目を開き、キラキラさせて見せる。
そして食べろと言わんばかりに手を振って催促する。
みんな(熱いんじゃない?)って心配顔をして亮太郎を見る。
頭の回転がよく、ノリのいい亮太郎ならわかるだろう。
そう、お約束の例のあのくだりを求めているのだよと言わんばかりに、目を輝かせる。
「ほれ、がぶっと一口で!」
「そう、一口で・・・・・って、あついわーーーーーっ! 湯気モウモウしちゃってるから!!」
「あははははははは! やっぱりいー? あはははは」
口田さんの口調と私の馬鹿笑いにつられて周囲も笑う。
「優子も食べろ、ほれ、食え。 一口でがぶりと、お手本を!」
と無理やり食べさせる真似をする亮太郎に、
「やだよ。 絶対熱いもん!」
「熱いと分かっていて俺には食わそうとしたな」
「じゃ、フーフーしてから」
「俺がフーフーするのか?」
「それはちょっと気持ち悪いよ」
「気持ち悪いとか言うな!」
「わははははは!!」
とまた大声で笑う。
「どれ。 お、うまい!」
「ですよねー。 丸橋さんもどうです?」
「ほんとだ、カリカリのあつあつのじゅわーです」
片っ端から名前を知ってる人に話しかける。
そこへ、
「楽しそうだねー」
人事課長の口田亮太郎が近づいてきた。
私の従兄でイケメンの冷たいと噂の人事課長である。
幼いころから優しくて頼りがいのある亮太郎だが、人事課長としての顔は冷静な仕事のできるイケメン課長で通ってるらしい。
さっきまで女性社員に囲まれて飲んでいるのを見かけた。
八木君より少ないが、このイケメン課長もなかなか社内の人気者である。
「冷たい口田課長が香坂さんに激甘ー」
とか、
「自分にだけやさしいとか、いいわ~」
とか言われているのだ。
総務部人事課長の登場に男性陣はちょっと緊張しているのか、少し背筋を伸ばしている。
「口田課長も一口で。 がぶりと。 ほれほれ、一口でがぶりと!」
亮太郎の口元に湯気がモウモウを出ている唐揚げを近づけた。
目を開き、キラキラさせて見せる。
そして食べろと言わんばかりに手を振って催促する。
みんな(熱いんじゃない?)って心配顔をして亮太郎を見る。
頭の回転がよく、ノリのいい亮太郎ならわかるだろう。
そう、お約束の例のあのくだりを求めているのだよと言わんばかりに、目を輝かせる。
「ほれ、がぶっと一口で!」
「そう、一口で・・・・・って、あついわーーーーーっ! 湯気モウモウしちゃってるから!!」
「あははははははは! やっぱりいー? あはははは」
口田さんの口調と私の馬鹿笑いにつられて周囲も笑う。
「優子も食べろ、ほれ、食え。 一口でがぶりと、お手本を!」
と無理やり食べさせる真似をする亮太郎に、
「やだよ。 絶対熱いもん!」
「熱いと分かっていて俺には食わそうとしたな」
「じゃ、フーフーしてから」
「俺がフーフーするのか?」
「それはちょっと気持ち悪いよ」
「気持ち悪いとか言うな!」
「わははははは!!」
とまた大声で笑う。