美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
遠ざかる男たちをイライラとした気持ちで見送った後、自分が香坂さんの手首を強くつかんでいたことに気が付いた。

「ごめん、香坂さん。 
手首、赤くなってる。 強く握ってたから・・・ごめん、痛かったですよね?」
と俯いている彼女を覗き込んだ。




香坂さんは右手で口をおさえていた。
「・・・気持ち・・・悪い・・・・。ト、トイレ・・・行きた・・・・・・うっ」



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