美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
フラフラな香坂さんを抱きあげて会社に駆け込んだ。
受付の女性が慌てて近寄って来る。
1Fのお手洗いまで連れていき、そこからは受付に頼んだ。
そのあとで医務室に運んだ。

上司に香坂さんの体調不良を伝え、早退の準備をして、家まで送る気だった。
しかし、俺より彼氏である口田課長が社用車で送った方がよいだろうということになり、課長の会議が終わるまでの間、医務室のベットで香坂さんは休むこととなった。

俺は彼女が体調が悪くなった一部始終を見ていた。
嫉妬と心配と課長に対する怒りで全く仕事が手につかなかった。


退社時刻まで1時間弱。
仕事はあきらめて医務室に様子を見に行くことにした。




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