美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
ピンポ――ン。

「「あ!!!」」
亮太郎が帰って来るんだった!
私達は慌てて離れて距離を取った。

ガチャガチャと玄関が開いてお邪魔虫が帰って来た。

リビングに入って来た亮太郎は、
「ただいま・・・・って、何?この空気?」
と言った。

「えっ?そう?」
ついしらばっくれてしまった。
そんな私を八木君は笑った。そして、
「言ってもいい?」
と尋ねるので、少し考えて、頷いて返事をした。

「はあ!?マジで!!??」

亮太郎はまだ何も言ってないのに驚いた声をあげた。

八木君は私の手を取って指を絡ませた。
「はい。いろいろありがとうございました。
俺、香坂さんのこと、幸せにします」
「マジかぁ・・・まあ、八木になら任せられる・・・かな。
まあ、泣かすなよ、つーか、すでに大泣きしてんじゃねえか。
まったく。優子は泣き虫だから仕方ないか」
そう言って亮太郎はポンポンと私の頭を撫で、八木君を小突いた。



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