美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
キスの感覚に胸がきゅんとした。
何度も角度を変えられて唇を食べられるようなキスをされる。
「・・・はぁ・・・ん・・・」
「・・・ちゅ・・・・・ちゅ・・」
二人から聞こえるキスの音にきゅんとして、ドキドキした。
八木君はそのまま私の頬を両手で包み込み、
「ずるくないです。・・・俺も・・・あなたに触れたいと思ってる。
頬を流れる涙を唇で掬った。
「目にも…ちゅ‥‥頬にも…ちゅ‥‥顎も…ちゅ‥‥唇も‥‥‥ちゅ…」
ゆっくりと順に唇を落としていく。
「手も…ちゅ…指も‥‥ちゅ‥指先も…パク」
「あ」
指先を咥えられ、舌で這われる。
「恐がらなくて大丈夫です。
俺は香坂さんが大好きです。
・・・絶対に大事にする」
そして再び唇に触れた。
何度も何度も向きを変え、キスをした。
八木君は私の頭と背中をいたわるように抱き、そっと絨毯に倒した。
私を見つめる八木の真剣な眼差しをじっと見つめ返した。
私はそっと八木の頬に触れた。
それを合図に深いキスが始まり、どんどん深くなっていった。
♪~
八木君のスマホがメッセージの通知を知らせた。
八木君はふうーっと深く息を吐いて、
「すみません」
と一声かけた八木君が身体を起こし、私をソファに座らせた。
ソファの隅に掛けたスーツの上着からスマホをだした。
「口田課長があと20分くらいで家に着くそうです」
「そうなんだ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「八木君、今日はありがとう。あ、昨日もありがとう」
「いえ。俺がしたくてしたことですから」
「うん。でもありがとう」
「・・・香坂さん」
八木君が身体を私に向けた。
雰囲気がさっきまでと変わった。
じっと見つめる八木君の瞳から目が離せない。
体もピクリとも動けない。
息の仕方を忘れたかのようで、胸がぎゅっと締め付けられて苦しくなってしまう。
「俺と付き合って欲しいです」
「え?」
「香坂さんのこと、大切にします。
今みたいに二人で一緒に笑っていたい。
喧嘩もすると思う。でもちゃんと仲直りして、ずっと一緒にいたい。
・・・俺の、彼女になってください」
真っ直ぐに私を見つめる瞳。
いつだって八木君は優しい。
皆に気を配って皆に優しい。
でも私には特別に優しくて、まっすぐ・・・。
私も八木君みたいになりたい。
恐くても、もう立ち止まったままは嫌だ。
八木君の隣で、八木君と一緒に笑っていたい。
喧嘩もするだろうし、悲しいこともあるかもしれない。
でも八木君とならそれすらも幸せだと思えるだろう。
「はい」
「え?」
「私を・・・八木君の・・・彼女にしてください」
「ほん、とに? いいの?」
「うん。ずっと一緒にいたい。
・・・私も・・・大好きだから」
そう言って八木君の首に抱きついた。
八木君は私の腰に手を回し、大きな掌でギュッと背中を抱きしめた。
「香坂さん・・・俺も、大好きです。
幸せにします」
「うん」
ゆっくりと見つめ合い、甘く溶けるようなキスをした。
何度も角度を変えられて唇を食べられるようなキスをされる。
「・・・はぁ・・・ん・・・」
「・・・ちゅ・・・・・ちゅ・・」
二人から聞こえるキスの音にきゅんとして、ドキドキした。
八木君はそのまま私の頬を両手で包み込み、
「ずるくないです。・・・俺も・・・あなたに触れたいと思ってる。
頬を流れる涙を唇で掬った。
「目にも…ちゅ‥‥頬にも…ちゅ‥‥顎も…ちゅ‥‥唇も‥‥‥ちゅ…」
ゆっくりと順に唇を落としていく。
「手も…ちゅ…指も‥‥ちゅ‥指先も…パク」
「あ」
指先を咥えられ、舌で這われる。
「恐がらなくて大丈夫です。
俺は香坂さんが大好きです。
・・・絶対に大事にする」
そして再び唇に触れた。
何度も何度も向きを変え、キスをした。
八木君は私の頭と背中をいたわるように抱き、そっと絨毯に倒した。
私を見つめる八木の真剣な眼差しをじっと見つめ返した。
私はそっと八木の頬に触れた。
それを合図に深いキスが始まり、どんどん深くなっていった。
♪~
八木君のスマホがメッセージの通知を知らせた。
八木君はふうーっと深く息を吐いて、
「すみません」
と一声かけた八木君が身体を起こし、私をソファに座らせた。
ソファの隅に掛けたスーツの上着からスマホをだした。
「口田課長があと20分くらいで家に着くそうです」
「そうなんだ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「八木君、今日はありがとう。あ、昨日もありがとう」
「いえ。俺がしたくてしたことですから」
「うん。でもありがとう」
「・・・香坂さん」
八木君が身体を私に向けた。
雰囲気がさっきまでと変わった。
じっと見つめる八木君の瞳から目が離せない。
体もピクリとも動けない。
息の仕方を忘れたかのようで、胸がぎゅっと締め付けられて苦しくなってしまう。
「俺と付き合って欲しいです」
「え?」
「香坂さんのこと、大切にします。
今みたいに二人で一緒に笑っていたい。
喧嘩もすると思う。でもちゃんと仲直りして、ずっと一緒にいたい。
・・・俺の、彼女になってください」
真っ直ぐに私を見つめる瞳。
いつだって八木君は優しい。
皆に気を配って皆に優しい。
でも私には特別に優しくて、まっすぐ・・・。
私も八木君みたいになりたい。
恐くても、もう立ち止まったままは嫌だ。
八木君の隣で、八木君と一緒に笑っていたい。
喧嘩もするだろうし、悲しいこともあるかもしれない。
でも八木君とならそれすらも幸せだと思えるだろう。
「はい」
「え?」
「私を・・・八木君の・・・彼女にしてください」
「ほん、とに? いいの?」
「うん。ずっと一緒にいたい。
・・・私も・・・大好きだから」
そう言って八木君の首に抱きついた。
八木君は私の腰に手を回し、大きな掌でギュッと背中を抱きしめた。
「香坂さん・・・俺も、大好きです。
幸せにします」
「うん」
ゆっくりと見つめ合い、甘く溶けるようなキスをした。