海を越えて、きみが好き
なんで?こんなこと、絶対に信じないし、信じちゃいけないのに涙が溢れてきた。まるで信じてる見たいじゃん。また会えるんでしょ。きっとタチの悪い冗談だよ。本当なわけない。けれど涙腺が崩壊したように涙はとまらない。私はわかった。認めたくないだけで、認めてるって。確かめるために、アメリカに行きたい。黒川要さんから話を聞きたい。なんとしてでも聞きたい。だって圭のことだもん。そうこうしているうちにも、涙は止まらない。