もう恋なんてしないはずだったのに〜御曹司課長の一途な愛に包まれて〜
「日菜……」

名前を呼ぶ声が震えるほど熱を帯びていた…顔を上げ、彼の顔と正面から見つめ合う。

「抑えられない……もう、いいか?」

小さく頷くと真紘さんはホッとしたように微笑む。するとスーツのジャケットを脱ぎ捨て、ネクタイを緩め始めた。その仕草にますます私の心臓が跳ね上がった。あっという間に彼の上半身があらわになると、キスが再開された。
ひとつにまとめている髪留めを外され髪が解ける。下ろされた髪に指が差し込まれると胸がザワザワと落ち着かなくなる。かきあげられたうなじに彼の唇が寄せられ、そちらにばかり神経が集中していたが、気がつくと私のジャケットもブラウスもボタンが外されていた。肩から落ちていくのを感じると私は彼に押し倒された。あらわになった鎖骨をなぞれら、唇が触れる。
ふぅ……ん
くすぐったいような、それでいてもっと触れてほしいようなもどかしい気持ちが込み上げてくる。
彼はキャミソールを持ち上げると下着の上から胸に触れてくる。ぴくりと一瞬背中が浮かんだところを逃さず、彼は背中に手を差し入れるとあっという間にホックを外してしまった。
一瞬にして締め付けがなくなってしまった下着を彼は持ち上げると直接柔らかな部分に触れ始めた。やわやわというかもみほぐされ、そして徐々に1番敏感なところへ指が近づいていくのがわかる。
中途半端になっているキャミソールを持ち上げられると袖を抜かれ、そのまま下着も取られた。そんなことを気にしている暇もなく彼のキスは全身に降り始めた。
そして何もつけているものがなくなった胸の頂きに彼は口をつけた。舐め上げられるたび私は声にならない声が漏れ出てしまう。それを自分の手で押さえ我慢いていると、「日菜の可愛い声を聞かせて」と甘い声が聞こえてきた。そして我慢もできないくらいに翻弄させられ何も考えられなくなった。
私も彼が欲しい。そう願い、私も彼の首に手を回すとより密着した。
彼の手が私の全身を撫でる。と同時に唇を使い私の弱いところを探しだす。

「あぁ……ん。もうダメ」

思わず身を捩らすと追いかけるように彼の唇も私を追いかけてくる。

「日菜、愛してる」

真紘さんの言葉にお腹の奥がキュンと締め付けられた。

「私も愛してます」

その言葉と共に私の奥深いところに彼が入ってきた。
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