〜続〜空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
「瀬生さん…俺と付き合ってください」


一生聴くことはないと思って諦めていた言葉が

今確かにこの鼓膜を震わせた。

ただ、

ただただ、

嬉しい。

この胸が張り裂けそうなくらい、

嬉しいよ。

私は微笑んで

まるで羽の生えた天使のように、

柔らかく

そっと踏み出して

近づいて

キミの唇に熱を落とした。

そして言った。


「もちろん、いいよ」


キミは泣きながら笑って。

何度も私を見つめてくれた。

なら、もう…

離さないよ。

離れないよ。

約束、だよ。


これからもずっと

高校生の時の何倍もの愛をあげたい。

言いたいこと、

まだまだいっぱいある。

毎日ひとつずつ

言葉を重ねて

空よりも青く

海よりも深い

その心に

刻み込みたい。

颯翔くん、

空よりも海よりも

キミのことを知りたい。

これからも、

ずっと、

ずっと。

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