〜続〜空よりも海よりもキミのことを知りたかった。
キミのことを。
私の誕生日を祝ってもらって夏は過ぎた。

3年前にもらうはずだったキミからの『お誕生日おめでとう』の言葉を初めて受け取れた。

『産まれてきてくれてありがとう』って言われて

産まれてきて良かったって心の底から思えた。

毎年私の誕生日を自分のことのように祝ってくれたお母さんと妹には悪いけど二人きりのバースデーパーティー最高に楽しかったよ。

そして、秋が来て、

お互いの大学の文化祭に行った。

医大生は真面目そうなイメージがあったけど金髪の学生とかもいて意外と個性豊かだった。

北風が冬がやってきたよと教えてくれて

気づいたらバレンタイン前日になっていて。

夏帆ちゃん家に飛び込んで行って

朝までマカロン作りに励んだ。

割れちゃったり形が歪なやつがいっぱい出来て

それも含めて自分でラッピングして渡したけど全部美味しいって喜んでくれた。

外もめっちゃ寒かったけど、私の肝が北極並みに冷え冷え案件だったよ…。

春になったらお花見しようと約束して。

なのに行く前日に大雨が降ってほとんど散ってしまって

桜の絨毯の上でピクニックになってしまった。

けど、それはそれで特別感あって良かったかも。

なんてしていたらあっという間に梅雨になって

久しぶりに潮風公園に行ったらあの日のままで。

例の事件を思い出してたくさん話をして笑い転げた。

そして気づけば夏になっていて。

今日は遂に

キミと初めて

最初から最後まで二人きりの花火大会。


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