恐怖病院
遊園地

夏休み期間に中学生4人だけで遊園地へ行こうと提案したのは1年A組のクラスメート、黒髪短髪の有水浩介だった。

浩介はサッカー部でよく日焼けした肌をしていて、行動力もある方だった。
小学校まではクラブで主将をしていて、友人間でもリーダー的存在だった。

そんな浩介の提案に乗っかったのが、私、川波真希。
そして同じクラスの里井佳奈美と平井貴也だった。
佳奈美とは中学に入学してから知り合い、すぐに意気投合した。

背が低く、日直当番で黒板消しに苦戦していた私に声をかけてくれたのがスラリとした長身の佳奈美だった。
< 1 / 227 >

この作品をシェア

pagetop