君の隣
トイレの中で涙腺を落ち着かせて、周りに翔がいないことを確認してから教室に入った。
みんなと適当に挨拶してると奈津が近くに寄ってきた。
『珍しいね、、、優。昨日泣いたでしょ?何あったの?』
さすが5年の付き合いはだてじゃない。
奈津にはいくら隠したってバレちゃうんだ。
それが分かってる私は素直に頷いた
『うん……ちょっとね。』
そう言ったらまた涙が出そうになる。
一度上がった涙腺はそう簡単には下がってくれないみたい。
『そんな泣きそうな顔しないの!』
『うん。ごめん…』
涙をこらえる私を見て奈津は少し考えてから
『今日食堂いかない?プリンおごってあげる!』
と、私を元気づけるためか明るく言った。
『やった!絶対だよ?』
『うん。じゃあ私席戻るね』
『じゃあ後でね〜』
奈津と私の席は結構遠いから休憩時間しか話せない。
寂しいけど仕方ないよね。