奏でる甘い日々に溺れてほしい
律は有咲お嬢様から抱きついた事に驚きを隠せない。


「あなた様は何者で?」



「君が有名な執事か…俺は、二階堂奏音、有咲さんの友達」



「そうですか…」


律(一体どこで知り合った?)


「有咲お嬢様お休みになられた方が…」



律は有咲をお姫様抱っこして部屋に運ぼうとする。



「二階堂様ありがとうございました」



奏音に礼を言って背を向けて歩き出す。



律の表情は嫉妬で無表情になる。



パーティー会場を後にする。


律(有咲お嬢様は渡さない)




奏音(やっぱりあの執事も有咲さんの事…
でも俺はこの叶わなかった恋を、
今動き出した気持ちを…絶対有咲さんは渡さない)
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