奏でる甘い日々に溺れてほしい
「有咲お嬢様をお助け頂きありがとうございました」


それを遮るように勢いよく
「ありがとう…!奏音くん…!」


思わず奏音くんにしがみつくように抱きつく。


私は涙が溢れていた。



「有咲さん、大丈夫、俺がいるから」



奏音は抱きしめ返す。


回りはざわついていた。



お嬢様を助けた王子様、奏音がイケメンすぎたから。
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