マリオネット
「はぁっ……。はっ」
 薄っすら目を開けていると、凪がさっきまで私の突起を弄っていた自分の指を舐めていた。

「凪、ダメ。汚い」

「だって、もったいないんだもん。まだ付いてるし」
 男の人にこんなに気持ち良くされたの初めて。今まで気持ち良かった記憶がほとんどない。

「陽菜乃さん。本当は舐めて綺麗にしてあげたいんだけど、ダメ?」

 私の下腹部をチュクっと触る。

「んぁ……。もうダメ!」

「わかった。ちょっと待ってて。ティッシュ持って来るから」

 えっ、何?これが紳士タイムってやつ?
 終わってからも優しくしてくれる人、本当にいるんだ。
 ていうか、凪は何も気持ち良くなってない。私一人だけ。
 強引に挿れようともしなかったし、そんなこと聞いてもこなかった。

「陽菜乃さん、動かないでね」
「んっ……」
 優しくティッシュで拭いてくれる彼。
「すごく、ビショビショだよ」
 凪は満足そうな顔をしている。
「言わないで、恥ずかしいから」

 その後、新しい下着に着替えていると
「お水飲んで。いっぱい声出したから」

 へっ、こんなことまでしてくれるの?
「ありがとう」
 ゴクッと勢いよく水を飲む。
 再び二人で横になった。

「ねぇ、凪。凪は気持ち良くなってないよ。いいの?」

 彼は私のその言葉を聞いて
「陽菜乃さんの尽くし癖が出てる。いいの、俺は。陽菜乃さんのエッチな顔見れて満足だし、イってもらって満足。あと、たくさんキスできたから嬉しかった。もっと、陽菜乃さんに信用してもらえるようになったら……。最後まで抱かせてもらいたい」
 そう言って笑っていた。
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