マリオネット
飲み会当日を迎えたーー。
とりあえず、新入社員歓迎会ということで中途採用として入職した女性社員の紹介と挨拶が終わり、ほぼテーブルごとの雑談になった。
私は上司の近くに座り、お酌や飲み物のオーダー、あと、食べ物を取り分ける係だ。
「藤崎先輩。私、やりますよ」
そう声をかけてきたのは、この間、トイレで私の陰口を話していた坂本さんだった。
「ありがとう。お願いできる?」
「はい!」
サラダを取り分けるのを頼んだ。この子は男性上司からの受けが良い。
そのため
「坂本さんに盛ってもらったサラダ、とっても美味しそうに見えるよ。ありがとう」
既に酔っている男性上司からデレデレにもてはやされていた。
「やだぁ!課長、ありがとうございます」
坂本さんも上手に対応をしている。
仕事も同じくらいできればいいのにと思いながら、空になったグラスを集めていた。
「藤崎さんも、坂本さんより年上なんだから、こういった気配りができるようにならなきゃ。いつまで経っても結婚なんて出来ないよ」
いや、さっき私がやろうとしていたことなんだけど。
そして結婚なんて課長には関係ないじゃない。
セクハラ……と思いながらも
「そうですね。見習わなきゃいけませんね」
一応、愛想笑いをした。
酔っているのだから、発言が大きくなるのは仕方がない。
こういう場で酔えない私は、いつもそう割り切っている。
とりあえず、新入社員歓迎会ということで中途採用として入職した女性社員の紹介と挨拶が終わり、ほぼテーブルごとの雑談になった。
私は上司の近くに座り、お酌や飲み物のオーダー、あと、食べ物を取り分ける係だ。
「藤崎先輩。私、やりますよ」
そう声をかけてきたのは、この間、トイレで私の陰口を話していた坂本さんだった。
「ありがとう。お願いできる?」
「はい!」
サラダを取り分けるのを頼んだ。この子は男性上司からの受けが良い。
そのため
「坂本さんに盛ってもらったサラダ、とっても美味しそうに見えるよ。ありがとう」
既に酔っている男性上司からデレデレにもてはやされていた。
「やだぁ!課長、ありがとうございます」
坂本さんも上手に対応をしている。
仕事も同じくらいできればいいのにと思いながら、空になったグラスを集めていた。
「藤崎さんも、坂本さんより年上なんだから、こういった気配りができるようにならなきゃ。いつまで経っても結婚なんて出来ないよ」
いや、さっき私がやろうとしていたことなんだけど。
そして結婚なんて課長には関係ないじゃない。
セクハラ……と思いながらも
「そうですね。見習わなきゃいけませんね」
一応、愛想笑いをした。
酔っているのだから、発言が大きくなるのは仕方がない。
こういう場で酔えない私は、いつもそう割り切っている。