黒百合の女帝
 結局相談したのに、心の霧は晴れなかった。

多分、心の奥底ではヤユに居続けて欲しいのだろう。

しかし、それは俺のエゴでしかない。

それに加え、ミヤビの言うことだ。

きっと、それで間違いはないのだろう。

俺だって、ヤユを見送るなら最後まで笑顔でいて欲しい。

嶺春にとっての利益などは一切関係なく。

ヤユは、大切な仲間なのだから。

 「……なあミヤビ、今から買い物に行かないか?」

 「コーヒー豆ならまだありますが。」

 「いや……パーティーグッズを買うんだよ」
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