黒百合の女帝
まず、獄覇が連携を嫌うのは手柄の独占が為。
手柄とは、嶺春を討ち取った時の報酬の事だ。
そんな彼らが、族同士の計画に参加……。
ないな。何者かに転がされている方が考え得る。
「ハラ、嶺春が確認した倉庫はいくつ?」
「五個かなあ。刑牙、蝋火、血仙、葬王……あっ!空死もいた!」
「ふうん……。倉庫内には本当に誰も残って居なかったの?」
私のそんな疑問に、ハラは強く首を縦に振った。
「ぜっったいに居なかった!だって俺がこの目で確認したんだもん!」
「は。嶺春の監視は?見張りが残ってた筈でしょ?どうやったの。」
まさか、嶺春の連中に見られていないだろうな。
睨みながら問えば、彼は不服そうに腕を組む。
「見張りなんてだぁ〜れ一人残ってなかったです〜。怒られる筋合いありませーん」
生意気な態度が癪だが、今はそこじゃない。
なぜ見張りを置かない?それは非合理的だ。
一人でも戻って来れば、尋問に掛けられるのに。
「……ハラ。指揮官は誰か分かる?」
「さあ。そこまでは知らないよ。ま、十中八九副総長だろうけど」
ハラは目を合わせずに答え、イヤホンを挿した。
どうやら、この会話への興味を失ったらしい。
本を机の上に置き、五つの共通点を探す。
刑牙と空死の二つは有名な族だ。
しかし蝋火とケッセン、ソウオウは無名。
知名度は疎ら。認知している族は全て反嶺派。
そんな奴らが、どこで繋がりを持つのか。
ネットを通じて?それとも、他の共通点が?
「……明日、ヤユを連れて来ようか。」
手柄とは、嶺春を討ち取った時の報酬の事だ。
そんな彼らが、族同士の計画に参加……。
ないな。何者かに転がされている方が考え得る。
「ハラ、嶺春が確認した倉庫はいくつ?」
「五個かなあ。刑牙、蝋火、血仙、葬王……あっ!空死もいた!」
「ふうん……。倉庫内には本当に誰も残って居なかったの?」
私のそんな疑問に、ハラは強く首を縦に振った。
「ぜっったいに居なかった!だって俺がこの目で確認したんだもん!」
「は。嶺春の監視は?見張りが残ってた筈でしょ?どうやったの。」
まさか、嶺春の連中に見られていないだろうな。
睨みながら問えば、彼は不服そうに腕を組む。
「見張りなんてだぁ〜れ一人残ってなかったです〜。怒られる筋合いありませーん」
生意気な態度が癪だが、今はそこじゃない。
なぜ見張りを置かない?それは非合理的だ。
一人でも戻って来れば、尋問に掛けられるのに。
「……ハラ。指揮官は誰か分かる?」
「さあ。そこまでは知らないよ。ま、十中八九副総長だろうけど」
ハラは目を合わせずに答え、イヤホンを挿した。
どうやら、この会話への興味を失ったらしい。
本を机の上に置き、五つの共通点を探す。
刑牙と空死の二つは有名な族だ。
しかし蝋火とケッセン、ソウオウは無名。
知名度は疎ら。認知している族は全て反嶺派。
そんな奴らが、どこで繋がりを持つのか。
ネットを通じて?それとも、他の共通点が?
「……明日、ヤユを連れて来ようか。」