黒百合の女帝
 「この中で一番情報を掴むのが難しかったのは?」

 「さあ……全部副総長が集めたからなあ。あっ、でもケッセンとソウオウは遅かったかも」

 「それはなんで?」

 「詳しくは知らないけど、ソウオウはケッセンを調べて知ったんだよね。ケッセンが目立たなすぎたゆえって感じ?」

彼の話を記述しつつ、考察を捗らせる。

20も居れば、族では中規模として数えられる。

にも拘らず、血仙は嶺春でさえも特定に難航。

血仙は、よほど嶺春を警戒していたのだろう。

 「血仙の様子はなにか知ってる?」

 「様子?ってなに?」

 「動向とか、他の族との連携とか。」

 「うーん、総長が『ソウオウ以外とは関わりがないから、掴みにくかった』的なこと言ってた……かも?」

同盟先以外とは、協力の気配がない……。
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